
身体障害作業療法治療学実習
身体障害領域の作業療法は、脳卒中や脊髄損傷、骨折、難病など、様々な患者さんを支援します。本科目は、脳卒中患者を想定した治療について、基礎知識および技術を修得します。また、全国の作業療法士養成校でも数少ない、認知行動療法を応用した作業療法を学び、患者さんの心理面への支援方法も身につけます。
医療従事者として、信頼される品格あるマナーを身につけるとともに、学生は個別・グループごとに様々な課題に挑戦し、問題解決能力やプレゼンテーション能力を養います。
臨地・臨床実習を重視しています。各年次で大学での学びと相互に関連する多様な作業療法対象者に関わる現場を経験し、重層的思考力と実践能力を高めます。
専門科目、基礎医学、臨床医学など幅広い学びを修得するカリキュラムが整っています。整形外科学は、出題問題の予想的中率も高く学生からの信頼も厚い内容です。
作業療法に魅力を感じたのは、対象者の「その人らしさ」を取り戻せるよう日常生活を支援できること。対象者自身の生活だけでなく、ご家族や環境にも焦点を当てるため、物事を多角的に捉える必要がありますが、様々な事例を通して検討することで新たな視点や考え方が身につき、面白さを感じています。将来は、回復期リハビリテーション病棟で信頼される作業療法士になりたいと考えています。
※2024年度取材
豊島区を中心とした施設と連携し、都市型地域で活躍できる力を身に付けるための、1年次から4年次までの系統的かつ実践的な教育を行っています。
1年次は「教養を深める、専門分野への動機付け、作業療法への興味、人の理解」、2年次は「専門分野の基礎を構築、臨床医学・作業療法治療学を学修」、3年次は「専門的思考の育成、作業療法の広がりを学修」、4年次は「臨床実践能力の獲得、クライエントの多様なニーズへの対応を実践」として幅広い科目を配置しています。
特に臨床実習は、厚生労働省の指定規則よりも単位数を多くし、学生は各学年の学修進度に応じた5つの臨地・臨床経験を積むことができます。具体的には、臨床実習Ⅰ(1年次見学)、臨床実習Ⅱ(2年次評価)、臨床実習Ⅲ(3年次地域実践)、臨床実習Ⅳ・Ⅴ(4年次総合)となります。
最終学年である4年次の2月頃に行われる国家試験に合格後、新年度から作業療法士として働くことができます。
1年次 | 教養と人の理解を深める 【学外実習】 |
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2年次 | 専門分野の基礎を固める 【学外実習】 |
3年次 | 多様な社会での対応力を養う 【学外実習】 |
4年次 | 国家資格取得に向け取り組む 【学外実習】 |
身体障害領域の作業療法は、脳卒中や脊髄損傷、骨折、難病など、様々な患者さんを支援します。本科目は、脳卒中患者を想定した治療について、基礎知識および技術を修得します。また、全国の作業療法士養成校でも数少ない、認知行動療法を応用した作業療法を学び、患者さんの心理面への支援方法も身につけます。
作業療法士の目的の1つとして、子どもの生活機能の改善があります。児童発達支援事業、放課後デイサービス、特別支援学校でも活躍しており、その「活動・参加」を支援します。本科目では自助具作成、保育士資格取得支援、eスポーツのリハビリ活用などを行っています。さらに保育園実習も行います。