
1~4年次から手厚い国家試験対策を実施
帝京平成大学では、1年次から国家試験合格に向けたさまざまなサポートを実施しています。
- 1年次〜4年次:独自の問題集を利用した自学・自習と、達成度を測る習熟度確認試を組み合わせた学習を実施
- 5年次:国家試験過去問題への取り組み、実務実習を通した実務関連問題への理解促進を実施
- 6年次:問題演習と解説講義、模擬試験を中心とした国家試験対策を実施
また1〜6年次は担任制、4年次以降はチューター制の指導で、教員が学生一人ひとりの国家試験合格に向けて伴走します。
幅広い専門知識をもって薬の開発や患者の薬物療法に携わる “薬剤師” になるには、薬剤師国家試験に合格して厚生労働大臣の免許を受ける必要があります。
今回は、「薬剤師国家試験」について、概要から試験内容、合格率まで詳しくご紹介します。薬剤師を目指している方はぜひ参考にしてみてくださいね。
薬剤師をめざすなら、帝京平成大学で学んでみませんか?
帝京平成大学では、薬剤師として現場で活躍するために必要な知識や技術の修得にとどまらず、国家試験合格・就職についても徹底したサポートを行っております。
薬剤師をめざせる「薬学部 薬学科」での学びについて詳しくご紹介します。
薬剤師国家試験は、毎年2月頃に実施される薬剤師になるために合格が必要な資格試験のことです。
試験では薬剤師に求められる倫理観・使命感や一般教養、さらに現場において必要とされる薬学の知識・技能・態度を体系的に修得されているかの確認として実施されます。
(参照:厚生労働省「薬剤師国家試験のあり方に関する基本方針」)
ここからは、第109回薬剤師国家試験の内容をもとに、試験地や試験科目、そして受験資格などを解説します。
薬剤師国家試験は年に一度、例年2月に行われます。第109回薬剤師国家試験(2024年)の試験日は、2月17日(土)・18日(日)で、前年の第108回は2月18日(土)、19日(日)に実施されました。
試験は北海道、宮城県、東京都、石川県、愛知県、大阪府、広島県、徳島県及び福岡県の9都道府県で実施され、各県に試験会場が設置されます。たとえば、第109回試験では北海道は北海道科学大学、愛知県は名城大学、そして東京は帝京平成大学を含む4会場が設置されています。
※なお、地域によって複数の試験会場がある場合は受験票配布時に受験会場が通知されます。
薬剤師国家試験の試験問題は、薬剤師に不可欠な基本的資質や知識を確認する「必須問題」と、薬剤師が直面する一般的課題を解釈し解決するための資質を確認する「一般問題」に分けられます。それぞれの問題における試験科目は次のとおりです。
試験は2日間にわたって実施されます。第109回薬剤師国家試験(2024年)は、次のようなスケジュールで実施されました。
時間 | 問題区分・科目 | |
---|---|---|
1日目 | 9:30〜11:00 | 必須問題試験 |
12:30〜15:00 | 一般問題試験:薬学理論問題 (物理・化学・生物、衛生、法規・制度・倫理) | |
15:50〜17:45 | 一般問題試験:薬学理論問題 (薬理、薬剤、病態・薬物治療) | |
2日目 | 9:30〜11:35 | 一般問題試験:薬学実践問題 (【実務】× 物理・化学・生物、衛生) |
13:00〜14:40 | 一般問題試験:薬学実践問題 (【実務】× 薬理、薬剤) | |
15:30〜18:00 | 一般問題試験:薬学実践問題 (実務、【実務】× 病態・薬物治療、法規・制度・倫理) |
(参照:厚生労働省「第109回薬剤師国家試験試験会場(予定)及び試験時間等」)
またこれらの試験を受けるためには、次のような方法で受験資格を得る必要があります。
(他にも、外国の薬学校を卒業した方や外国で薬剤師免許を取得した方などについても、2と同様に個別に認定を受ければ受験資格が得られますが、6年制大学を卒業するルートが一般的です。)
薬剤師国家試験の結果は、例年3月下旬に発表されます。ここからは、直近5年間の試験結果をご紹介します。
薬剤師国家試験の合格基準は実施年度によって異なります。第109回薬剤師国家試験(2024年)については、次の3つを全て満たすことが合格の基準となりました。
(参照:厚生労働省「第109回薬剤師国家試験の結果について」)
直近5年間の受験者数と合格率は、以下のとおりです。
第105回 | 第106回 | 第107回 | 第108回 | 第109回 | |
---|---|---|---|---|---|
受験者数 | 14,311 | 14,031 | 14,124 | 13,915 | 13,585 |
合格率 | 69.58% | 68.66% | 68.02% | 69.00% | 68.43% |
(参照:厚生労働省「薬剤師国家試験の結果について」>第105回、第106回、第107回、第108回、第109回)
薬剤師国家試験は、難化傾向にあると言われています。その背景には、6年制の教育が軸となり学習範囲や実務実習が増大したこと、図、グラフ、検査値など与えられた条件を読み解いて解を導く「思考する力」が求められていることなどがあります。
そのため、合格に向けて1年次から計画的に学習を進めるとともに、知識だけでなく実習において実践能力を身につけることがより重要になると言えます。
薬剤師をめざすなら、1年次からの国家試験対策と合格に向けたサポートが充実した帝京平成大学で学んでみませんか?
薬学部の学生が学ぶ中野キャンパスには、調剤実習室や無菌調剤実習室、研究を行うための専門ラボや解析機器室などの施設が設けられており、最先端の設備や機器を使用して学ぶことができます。単なる知識の修得にとどまらず、実際に手を動かして深い理解や実践能力の獲得につなげやすい環境です。
帝京平成大学では、1年次から国家試験合格に向けたさまざまなサポートを実施しています。
また1〜6年次は担任制、4年次以降はチューター制の指導で、教員が学生一人ひとりの国家試験合格に向けて伴走します。
薬学部には、「学びたい」という意欲をサポートするための制度と入試の仕組みがあります。
経済的な面では「薬学部 特待生制度」を設け、総合型選抜において基準点以上の成績を収めた方に対し、6年間の授業料の一部もしくは全額を免除します。
※免除割合は、成績に応じた区分により30%・半額・全額の3段階で決定されます。
※2年次以降は学業成績によって継続の審査を行います。
また入試においては、次のような “挑戦しやすい仕組み” づくりを行っています。
詳しくは「薬学部入学者選抜情報」からご確認ください。
薬剤師になるために、合格が必須となる「薬剤師国家試験」。非常に幅広い領域の知識が問われる上、思考力や問題解決力が問われる問題の増加によって難易度も高まっていることから、1年次から計画的・体系的に知識や実践能力を身につけていく必要があります。
帝京平成大学では、担任制・チューター制によるきめ細やかな指導で、国家試験合格に向け学生それぞれが最大限力を発揮できるようにサポートを行っています。オープンキャンパスへのお申し込みや資料請求も受け付けていますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
薬剤師になるための資格や試験について、「もっと詳しく知りたい!」「どうやって勉強すればいいの?」 と思ったあなたへ。
帝京平成大学のオープンキャンパスでは、国家試験合格を目指したカリキュラムの説明や、実際の授業・実習施設の見学、在学生・教員との相談 を通じて、あなたの疑問を解決できます! 薬剤師を目指す第一歩として、ぜひ実際の学びの場を体感してみてください。