ラグビーワールドカップ2019日本大会 アイルランド代表チームとの交流を行いました。
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2019.11.19ラグビーワールドカップ2019日本大会 アイルランド代表チームとの交流を行いました。

日本代表チームが躍進し、世界中から注目を集めたラグビーワールドカップ2019(RWC2019)日本大会。本学千葉キャンパス、ちはら台キャンパスが所在する千葉県市原市は、アイルランド代表チームの公認キャンプ地・ホストタウンとして、9月13日(金)、チームウェルカムセレモニーを開催しました。ウェルカムセレモニーは、出場チームの栄誉を称え、大会での活躍を祈願するとともに、出場チームとホストタウンを結ぶ、RWC2019の重要な公式行事です。本学健康医療スポーツ学部の学生もこのセレモニーに参加しました。

大会開幕直前に上陸した台風15号により、千葉県、そして市原市は甚大な被害を受けました。そのような中ではありましたが、被害を受けた地域に明るいニュースを届けるべく、ウェルカムセレモニーは挙行されました。本学学生は代表チーム選手、スタッフの皆さんをセレモニー会場まで先導し、お出迎え(WalkAbout)を行うなど、アイルランド代表チームと直接交流し、歓迎の気持ちを伝える役割を果たしました。また、台風被害を受けた千葉県、市原市の皆さんに届くよう、メッセージカードにたくさんの選手のサインをいただきました。このメッセージカードは、市原市へ寄贈いたしました。

今回の学生参加は、市原市からの協力要請に加え、本学健康医療スポーツ学部 医療スポーツ学科の馬場 宏輝 准教授(体育・スポーツ経営学)のスポーツマネジメント・スポーツイベントの教育・研究活動の一環としての取り組みです。セレモニーに参加した学生からは、「世界のトップ選手を迎えることができてとてもうれしい」「アイルランドがどんな国なのかもっと知りたいと思った」「日本代表チームとともに今後はアイルランド代表チームも応援していきたい」などの声が寄せられ、とても貴重な経験となったことがうかがえました。馬場 准教授は、「台風15号の影響もありましたが、アイルランド代表チームを無事にお迎えし、ウェルカムセレモニーを開催することができてよかったです。国際的なスポーツイベントの公式行事に、地方自治体が関わる大変さを実感することが出来ました。学生にとっても、一流アスリートと身近に触れ合うよい機会になったと思います」とコメントしています。

アイルランド代表チームは、RWC2019では日本代表チームと同じプールAに属し、日本代表チームとも激突、試合はたいへん白熱したものとなりました。市原市内では、両代表チームを応援するパブリックビューイングが開催されました。そして、両代表チームはプール戦を突破し、見事決勝トーナメントに進出します。

トーナメント準々決勝戦直前、今度は台風19号が上陸し、15号による被害からの復旧さなかの千葉県、市原市にまたもや大きな傷跡を残していきます。RWC2019も数試合が中止になるなど、大きな影響を受けましたが、日本代表チームに先立ってアイルランド代表チームも、10月19日(土)の準々決勝戦に臨みます。そのような状況下であったにもかかわらず、試合前日の10月18日(金)には、アイルランド代表チームスタッフが、市原市内でのがれき撤去などのボランティア活動を行ってくれました。キャンプ地の力になるためという、とても力強い友好の心意気を示してくれたのです。

残念ながらアイルランド代表チームも日本代表チームと同じく、準々決勝戦で敗戦、RWC2019を終えましたが、その活躍、そして交流の機会を私たちは忘れないでしょう。この記憶を伝えていくとともに、本学は今後も地域のボランティア活動のさらなる推進に取り組んでまいります。アイルランド代表チームに、市原市の一員として、あらためて敬意と感謝の意を表します。

当日の様子